東京都千代田区九段下にある科学技術館。
自然豊かな北の丸公園内にある科学技術を見て触れられる施設です。展示は体験型のものが多く、ワークショップも毎週開催されています。
科学技術館は展示を通して、科学を体感できることが最大の魅力。
5階建ての広い建物内に多く集められた展示は、子供が触れて動かすことで楽しめます。理科への興味の種まきや、自由研究の題材探しにもおすすめです。
実際の様子はどうなのか、本当に理科の種まきになるのか。
幼児と低学年子連れの感想レポートを紹介します!
科学技術館 アクセス&駐車場
科学技術館は東京都千代田区にあります。東京駅からは地下鉄利用がおすすめ。
地下鉄利用で徒歩10分程度。「竹橋」「九段下」駅の順で最も近いです。
バスは「九段下」停留所で下車。
専用駐車場はありません。公式でも公共交通機関の利用をすすめています。
北の丸公園内に有料駐車場がありますが、行事・イベントなどで満車や台数時間制限の可能性あり。
科学技術館 入園料&チケット
科学技術館は4歳から入場料がかかります。
ワークショップ目的で年に何度も行く人は、年パスをおすすめ。4回以上行けば元が取れます。(サイエンス友の会 に入会という形になります)
大人950円(年パス4000円)
中学生・高校生 600円(年パス2500円)
子ども(4歳以上) 500円(年パス2000円)
シニア(65歳以上)850円(年パス4000円)
3歳以下 無料
団体・障害者割引なども使えます。
ぐるっとパス(大人料金2500円)も利用できますが、残念ながらこちらの子ども料金のフリーパスはありませんでした。
小学生は子ども(園児)料金に含まれるので、特に大型展示を楽しめる高学年はお得でしょうか?
科学技術館 感想レビュー(幼児、低学年連れ)
科学技術館で実際体験したことや、施設についてまとめてみました。
科学技術館の特徴と魅力
他にも科学系の博物館やミュージアムに出かけたりしましたが、科学技術館の一番の魅力は「体験型展示と実験ショー」です。五感を使って体験できるような展示がたくさんあります。例えば、光を使った体験や音を聞いたり、歯車や映像、シュミレーターや触ったりして遊べる展示などです。
特徴は何と言っても、体験できる展示の多さ。
こんなに多くの体験ができる科学館はなかなかありません!
次に、実験ショーは身近な材料を使った簡単な実験を通じて、科学に触れることができます。ワークショップに参加できない年齢の子も、親と一緒に見られるので安心して楽しめます。
広く緑豊かな北の丸公園の中にあり、都内中心部なのでアクセスも良好。科学への興味や知識を深めるには最適な施設です。
科学技術館 滞在時間
■半日〜丸一日→すべての展示体験・ワークショップ参加・映像ショー
■2〜3時間→すべての展示・一部体験
午後14時近くに行ったのですが、全部の階を巡って3時間程でした。
それでも最後はかなり駆け足で回りました。すべての展示を体感するとしたら、半日はかかりそうです。実験ショーやワークショップ、映像系など時間が決められているものがあるようでしたら、丸一日いられるのではないでしょうか…。
正直、これほどのボリュームがあると思いませんでした(笑)
公式サイトからもモデルコースの提案がされています。
参考リンク:https://www.jsf.or.jp/exhibit/course/individual/
科学技術館 建物内ジャンル
科学技術館の内部は、以下のジャンルに分かれています。
5階 | 試作実験室、錯覚、光、機械 |
---|---|
4階 | 鉄鋼、建設、実験ショー、立体ドーム映像 |
3階 | 情報、原子力、電力、くすり |
2階 | 自転車、クルマ、環境、ものづくり |
1階 | チケット窓口、総合案内、ミュージアムショップ |
幅広いジャンルを取り扱っていました。
薬のエリアは比較的新しめでした。スタンプラリーや映像の展示を使っていて、分かりやすく学ぶことができます。
電気経路や普段見慣れないものが触れられます。この辺りは小学校高学年以上かな…?
幼児〜低学年でも触れる展示も沢山あります。他に人が入れるほどの大きなシャボン玉を作ったり、音や光のゾーンでは実際の声や影を使ってみたり。多くの分野でありながら、実体験として楽しめる展示がたくさんあります。
科学技術館で体験できること
公式HPからも団体客用のモデルコースが提案されていました。
知らずに行ったので全部見て回りましたが、時間短く効率的に回りたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。ウチの子供達が実際に体験した展示をいくつかご紹介しますね。
やたら自転車を漕ぐ装置が多かった気が…。娘はずっと漕いでました。これは水を集める映像と連動しているネイチャーコンタクトの展示。
部品やネジなど、建築のレプリカなど、普段は触らないようなものを手にできる場所。初めての感覚に驚いて楽しそうでした。
子どもから大人まで人気のある車ゾーンでは、映像でハンドルを動かしてレースをしたり遊ぶこともできます。車大好きキッズにはたまらない!実際の運転席やトラックの座席など、座って体験することもできます。
科学技術館 ワークショップ
実験ショーは1日2回〜開催されているようです。幼児も一緒に見られます。
今回実際に見たのは磁石実験のショーでした。帰ってからも「磁石やってみたい!」と言い出し、マグネットを色々な物にくっつけていました。目の前で実験を見たことが、刺激的で楽しかったようです。
ワークショップは人気のものだと、すぐに満了になる可能性があります。事前申し込みをおすすめ。ワークの内容は小学生中学生以上対象のものが多いです。
このようなワークショップスペースが、各分野のエリアに幾つもありました。ジャンルが豊富なので、何度訪れても飽きずに楽しめますね!
科学技術館 充実のグッズ&ワークショップ
科学に関するグッズのガチャガチャも沢山あります。例えばこれ↓
ガチャガチャで組み立て式の万華鏡が作れるなんて…!早速購入しました。
そして科学館出入り口にあるワークショップ↓
自由研究の楽園ですか…!?
とにかく実験グッズから理科に関する、ありとあらゆるグッズが豊富。
科学の実験をしたり展示を体感した後だと、余計に欲しくなりますよね。沢山ありすぎて、見るだけで時間が経ってしまいます。あっという間に閉館時間でした。
科学技術館の注意点
本来の対象年齢は小学生中学年〜高学年以上のようです。
大型の体験型展示は背が届かなかったり、動かすのに重かったりと、幼児や低学年には不向きです。
しかし、この施設の長所はたくさんの展示物があるところ。親や兄弟と一緒に動かしてみて楽しむことができます。普段見慣れない実験道具を見ることで、「これはなに?」「なぜ?」を増えそう。科学の興味を育てていけそうです。
また施設自体は古く、展示も年季が入っています。少しずつ新しい分野の展示も導入されていました。アナログからデジタルな分野まで幅広く楽しめます。
科学技術館 周辺のおすすめスポット
科学技術館は、北の丸公園内にあります。子供が飽きたら自然の中を散歩したり、林や芝生で遊ぶこともできます。
万が一、「飽きたらどうしよう…一日中遊ぶつもりできたのに」「子供が興味がなかったらどうしよう」という家族でも大丈夫。公園での散歩やピクニックに切り替えることもできます。北の丸公園内には売店(カフェ)もあるので、周辺散策も家族で楽しめますよ。
大興奮!子どもが楽しく科学の展示を体験できる施設!
他にも科学関連の施設はたくさんありますが、科学技術館はまさに「技術」に特化した施設。ワークショップの多さ・体験できる圧倒的な展示の量は、探してもなかなか見つかりません。
今回幼児と低学年連れなので飽きるかな…と思っていましたが、取り越し苦労でした。触れられる展示と実験を見るだけで、いつもとは違う体験ができて大興奮。
中学受験予定なら、より体感して理科の分野を覚えられそうです。
中学や高校での化学や物理に繋がりそうな内容は、子供の学びに最適。楽しみながら体感できる展示の質が高く、幅広い分野を扱っていました。
幼児や低学年は、行く前に理科の種まきをしておくといいかもしれません。絵本、簡単なドリルを少しするだけでも違います。知ってることが体感できると、子供もより楽しめますよね。
行く前に読めばよかった!と思った、書籍など。
「小学館の図鑑Neo 科学の実験」
[新版]科学の実験 DVDつき あそび・工作・手品 (小学館の図鑑NEO) [ NPO法人ガリレオ工房 ] 価格:2,200円 |
「7歳までに知っておきたい科学えほん」
7歳までに知っておきたい科学えほん [ ケイティ・デインズ ] 価格:1,540円 |
幼児には少し難しいかもしれませんが、導入部分としては最適。1冊で幅広い分野の科学を知ることができます。絵本というよりイラスト図鑑に近いかもしれないです。
<理科の授業を本格的に学ぶ前の、おすすめドリル>
身近な自然と「理科」が好きになる かがくのれんしゅうちょう 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 入澤宣幸 ] 価格:825円 |
小学1・2年生のうちに「りか」の見方・考え方が楽しく身につく本 価格:990円 |